人間の身体は刺激を与えるとその部分を守ろうとしたり逆に興奮状態にあるものを鎮静化する性質があります。
それを恒常性維持機能やホメオスタシスといい鍼治療はこれを利用し病気の治療や予防を行います。
鍼灸(しんきゅう)治療は、皮膚や筋肉に微細な傷を作ったり温熱刺激を与えることで、血行を促進させ新陳代謝を高め異物と戦う白血球を増加させ、身体にある自然治癒力や免疫力を高めて治療します。
また自律神経活動を変化させる作用もあり、鎮痛効果、臓器の働きや血圧、ホルモンバランスの調整など様々な効果があります。
もとは経験療法でしたがNHI(米国国立衛生研究所)が病気に対する鍼灸治療の効果と科学的根拠や西洋医学の代替治療法としての有効性を発表しました
WHO(世界保健機関)も多くの疾患の有効性を認めています
鍼を初めて受けられる方の多くは鍼は痛いものだと思われています。当院で使用する鍼の太さは0.12㎜~0.16㎜です。髪の毛の太さが0.08㎜~0.15㎜と言われているため髪の毛と同じくらいの太さです。
固まっている筋肉や経穴に刺激が入る時にまれに鍼特有の響くという反応がでます。
刺激に対して筋肉が無意識に収縮するため痛いと感じる方がいますがその反応が出るとより効果が出やすく筋肉が緩むことでよりすっきり感を得ることが出来ます。